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サハラ砂漠 

モロッコハイライト!サハラ砂漠ツアー


なんだか大変な一日だったが、旅も3日めにして、早くもサハラ砂漠が見られることになってしまった。 正直心構えもしていなかった。まあ、旅なんてそんなもんさ。

実はユネスとリッサニで会った後、グランタクシーでホテルに向かったのだが、そこでもいろいろトラブルがあり、着いたころには真っ暗だったので、
荷物をおろしてすぐに出発した。 本来なら夕暮れ時の砂漠をラクダに乗って歩けたのだろうが、まあ夜の砂漠もいいだろう。

ラクダは庭につながれていた。ナビゲーターはムハンマド。それっぽい名前と風貌だ。20歳と若い。 ホテルの裏を10分ほど歩くと、そこはもうサハラの大砂丘だ。 しばらくは後ろを振り返れば、村の明かりが見えたが、すぐに見えなくなった。 そうすると本当に真っ暗である。 ムハンマドは懐中電灯で足跡を確認しつつ、クネクネと進んでいく。さすがだ。ラクダについては最初のうちこそ、砂丘のデコボコを通過する衝撃のたびに、いちいち手に汗握っていたがすぐに慣れた。2時間も歩き、私が迷ったのかしら?と心配しかけたころ、テントに到着した。


とにかく感動したのは満天の星空。天の川がびっくりするくらいはっきり見えて、有名なカシオペア座や北斗七星すらかすんで見えるほどの空で、流れ星も何回も見た。ラクダに乗っていた2時間、ほとんど上を見ていたので首が痛くなったくらい。

到着するともう午後9時ごろだった。フランス人のおじさんと燻し銀ナビゲーターがいて、ほとんど食事を終えていた。私たちの分はムハンマドが作ってくれた。食事はタジン。タジンというのは野菜や肉をごったにして煮るモロッコの名物料理で、モロッコ国内どこでも食べられる。実際、私たちもこの旅行中に何度となく食べたのだが、ここで食べたタジンが一番おいしかった。シチュエーションとかをのぞいて純粋に味が感動的においしかった。おなかもすいていたので、すごい勢いで食べまくった。ミントティーもさほど好きではないのに、ここで飲むと最高に美味だった。砂糖をたっぷり入れると、疲れた体が落ち着いていくのが感じた。

ゴハンを食べ終わったら、11時くらいになっていた。 少し高いところにのぼって月の出を見た。どこかから来た人が笛を吹いていて、なんともいえない幻想的な雰囲気の中で月の出を見た。 私たちとフランス人と笛をふく人とムハンマド。静かな砂漠の丘の上に一列に座って、静かに月の出を見る。辺りの砂丘がだんだんと月の光に照らされて見えてくる。それが、あまりにも日常とかけ離れた風景で、自分が今こんなところにいるのが不思議な気がした。

月も昇りきったところで、戻って就寝。 あっというまにみんな寝むりについていた。砂漠の上で。テントもあったんだけど、それは私が心配していた以上にすごい物だった。 単に砂に棒がさしてあり、それに布がかけてある程度。ノマドと呼ばれる砂漠の遊牧民はこういうテントを使うそうだが、私はモンゴルのゲルのような結構しっかりした物を想像していただけにびっくりした。でも、不思議と不安も嫌さもなく、「まあ、そうだよなー」と思うくらいだった。一応、中で寝ることくらいはできるのだが、星空も見れるし、気分もいいしで、みんな外で寝ていたので、私たちも外で寝た。大きいゴザのようなものの上に、簡単なマットを置いてその上で眠る。ブランケットが何の毛かわからないけど、ものすごく暖かかった。 私はコンタクトをとり、しばらくメガネをかけて星空を見ていたが、月の光でさっきまでより見えなくなってしまっていたし(それでも日本にいるよりは桁違いに見えるんだけど)、さすがに眠くなってきたのでメガネを取って就寝。

・・・3時間後。 すさまじい風でゴザがひっくりかえって目が覚めた。 風が吹いているのは感じていて、何度か目が覚めていた。地面に寝ているので、風が吹くと砂が顔にかかるため、ブランケットを顔までかけて眠っていたのだが、さすがに目が覚めた。 みんな平気そうに寝ているが、ちょっと辛いかもと重い、いそいそとゴザごとテントの中にひっぱりこんで寝た。

翌朝5:45。燻し銀のほうのナビゲーターに起こされた。外はだいぶ明るくなっている。 寝過ごしたようだ・・・。 日の出はまだだが、私は日の出よりかなり早く起きて、夜から朝へと空が白んでいく様子が見たかったのだ。あーあ。

気をとりなおして、テントから外へ出て、コンタクトをつけたりする。6時半ころ、日の出をみるため、昨晩月の出を見たところを同じ場所にあがる。 周りを見ると、いろんなところに人がたくさんいた。少し離れたところにテント群も見えた。ほどなくして、日の出。 みんな静かに、思い思いに見入っていた。うーん、確かに美しい。 でも、正直、富士山の日の出の方が感動したなーなんてひとり冷静に別のことを思ったりしていたのだった。

日の出後、しばらく砂漠でボーっとし、お茶をのみ、帰途へ。 昨日はサービスしてくれて2時間だったらしく(迷ったわけではないはず)、帰りは1時間でついた。昨日はこんな道を歩いてきたんだなーと(私はラクダに乗っていただけだけど)しみじみ。 ひとつ、想像外だったのは、昼間はラクダにハエが寄ってくる。もちろん私にも。多分ジーンズには常に10匹くらい停まっていたと思う。周りを飛んでいるわけでもないので平気だけど、気になる人は気になるかもな。

こうして、私の長い長い一日が終わった。 元々は砂漠の日の出が見たかったがためにでかけたモロッコだけど、予想外に私の心を捉えたのは満天の星空だった。 そして、 サハラ砂漠の広大さは、やっぱり見てよかったなと思う。あれが自然破壊の象徴だとしても。

 
 Photo



日の出

 

 


ムハンマドとテント
テントはこれが通常サイズ
畳んでいるわけではない



実はハエにたかられているのだ

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